ブロックチェーンとは何なのか?
ブロックチェーンとは何なのか?
ブロックというのは、いくつかの大切な情報を含んだ塊(かたまり)である。
この情報は、文字でもいいし、画像やアプリなどの人が読むことができないバイナリデータでもかまわない。
そして、その大切な情報をつなげたものがブロックチェーンである。
どうしてつなげていく必要があるのかというと、大切な情報は時系列にどんどん増えていくからだ。
どうやって、ブロックとブロックをつなげるかというと、暗号を使うのだ。
この暗号というのは、「離散化した数学モデルにおいて計算結果からその引数を求めることはとても難しい」という理りを利用している。
難しいというのは、人力やノイマン型コンピュータを前提にした場合に、その計算を始めてから終わるまで、とても長い月日がかかるということである。
量子コンピュータが実用化される8年後には、暗号技術もそれに合わせて更新する必要があることは明らかである。
暗号の具体的な方法は、前のブロックの内容全体のハッシュを求め、そのハッシュを暗号文に変換する。
その暗号文を次のブロックに添付する。
こうしておくことで、ブロックの前後関係は安全に固定される。
なぜ安全なのかといえば、各ブロックにはブロック作成責任者が生成した暗号文とともに、ブロック作成者の公開鍵が添付される。
誰でも興味があれば、前のブロックの内容全体のハッシュを求め、そのハッシュが「ブロックに添付された暗号文をこの公開鍵によって復号した値」と同一であるかをチェックすることによって、正しいブロックであるのかを検証できるからだ。
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われわれと同じ日本人の中本智さんが発明したブロックチェーンや暗号通貨に対して、「仮想通貨」という別名をラベル付けして、投機の対象としか見れない人にはならないでほしい。