無条件降伏から世界初の共同管理地域成立まで
無条件降伏
無条件降伏とは、戦いにおいて、なんら条件をつけることなく、負けを認め、もう攻めるのはやめてくれという意思表示である。
74年前の夏に、日本政府が決定し、天皇がラジオで発表したもの、それが太平洋戦争という戦いにおいて日本国が負けを認めた「無条件降伏」である。
無条件であるので、もし中華人民共和国や韓国が戦争の相手だった13世紀の元寇での無条件降伏だとしたら、日本人は皆殺しにされるか奴隷労働をさせられただろう。
連合国(米国)は、日本人7人を死刑にしたが、戦争を主導した国家元首の天皇の罪を全く問わなかったし、米軍を日本列島の各地に点在させることだけを条件に、賠償金も一切請求しなかった。
無条件に降伏した国、日本にである。
ソビエト連邦は日本の国後島、択捉島、歯舞諸島、色丹島の4島を奪った。無条件降伏なのだから日本は何をされても反論できない。北海道島を奪われなかったのが幸運だったと思うべきである。
それから
74回の夏が過ぎて
ソビエト連邦の権利を継承するロシアと日本が平和条約を結ぼうとしている。
歯舞諸島、色丹島を日本に移譲するという60年前の約束を果たす時期が近ずいている。
そして、国後島はロシアと日本、二国が共同で管理する世界初の島となるのである。