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SES(システムエンジニアリングサービス)というコンピュータに関する技術及び知識をクライアントに提供するサービス形態

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SES(システムエンジニアリングサービス)というコンピュータに関する技術及び知識をクライアントに提供するサービス形態が、古くからソフトウェアハウスやシステム開発会社、システムインテグレータ(SI)会社が、主にセキュリティを重視するクライアントに対して、クライアント企業に出向いてオンサイトで、専門ノウハウを持つ技術者により技術を提供するサービスです。

 

請負契約のようにシステムを完成させることが条件ではなく、契約期間内(月単位)に条件どおりのサービスを提供する契約であることが大きな違いです。 お値段は月額いくらという契約になり、請負契約ではなく業務委託契約になります。

 

実際に何をするかですが、クライアントまたは自社が提供するコンピュータを使って、クライアント企業が行うサービスをコンピュータ上で実現したり、業務を効率化・支援するためのシステムを検討したり作ったりします。

 

お値段については、技術者ひとり1ヶ月80万円から120万円程度になります。 高いと思われる方もいらっしゃると思いますが、就業するまでの間に何ヶ月にも渡って教育期間がありますし、常に最新情報を取得し自分のものにしなくてはなりませんので、その1ヶ月のSESを提供するまでに多くの費用がかかっているわけなんです。

 

また、専門技術を持った人を社員として雇用するとなると給与額の2倍が毎月かかる固定費となりますので(月給40万円なら固定費月額80万円)、実際には安いぐらいなんです。

中小のクライアントは大量生産のパッケージソフトやクラウドサービスを主に使いますので、実際のクライアントは大企業が主になります。

 

よくSESを人材派遣と同一視されている企業もいますが、はっきり言って現在の法体系ではグレーゾーンです。というよりも業務内容にシステム開発会社と冠していながら実際には専門技術のない人材を仕入れて派遣だけしている企業がとても多いので、SES業界を歪める大きな原因になっていると思います。

 

技術者を目指す人にも不幸ですし、技術提供を受けるクライアントにとっても不幸なことです。

この業界で技術者として活躍したい人は、SESの場合にはまず同じ会社の先輩たちと複数人のチームで行う企業を選ぶべきですし、若いにわか技術者をひとりでSESさせるというのは派遣と変わらなくなりますので、避けるべきでしょう。

また、システム開発会社ならば少なくともひとつやふたつは自社開発販売しているパッケージソフトやアプリを持っていますので見せてもらうこと。そして、社内で開発している風景を見せてもらうことです。

もし実態が派遣会社や職業紹介会社であれば、自社で開発および販売しているソフトウェアはないですし、社内には営業部隊しかいないはずです(または日中であれば営業に出ていてほとんど人がいない状態)。もしそのような状態のシステム開発会社(実態は派遣会社)は要注意どころか就職してはいけない企業です。

 

また、その企業が有している許認可がサイトの会社概要ページに掲載されています。もし掲載していなければ尋ねてみるとよいです。
一般労働者派遣事業許可(労働者派遣事業許可番号 般)や特定労働者派遣事業届出と記載されている企業は派遣が主体の企業と見なしてよいでしょう。なお、特定労働者派遣事業届出と記載されいる場合も同様に派遣をしている会社ですが、自社の社員の派遣に限定した届出ですので一般労働者派遣事業許可に比べれば良心的な会社であると言えます。

 

現在の法体系では技術者派遣会社なのか、システム開発会社なのかは上記のようなことで自分の目で見分けなければなりません。

まぁ、その企業で働いている人の顔(人相)を見て、この笑顔は作り笑顔なのか、楽しく働いているのかをサイトのイメージ写真ではなく、実際働いている最中(working)の社員の顔や働くおじさん達の職場風景を見るのが一番です。

 


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