震災とアプリ開発
震災とアプリ開発
私がアプリ開発を始めたのは2010年の秋だった。
その年AppleからiPadが発売され、iPhoneには感じなかった未来を感じたデバイスだった。
5本の指で画面操作するあの感じと、A5サイズのシステム手帳を見開きにしたようなサイズに、このコンピュータは「まるで玉手箱のようだ」と感じた。
AppleはiPad proでペン入力を採用したが、全く必要なく、スティーブの考えとも異なるものだと思う。
指先で操作できるからこそ、iPadがiPadたる理由なのだ。
2010年末から2つ目のアプリとして、「システム手帳」をアプリ化したものを作りたくなった。
いや、作りたいというよりも必要だった。
その頃使っていたキャノンのカラープリンタはトナーを全色買い換えると10万円もかかったので、ペーパーレスにしたかった。(本体は7万円なのにだ。)
お客様にプレゼンや営業する場合にiPadでプレゼンできれば紙は必要なく高いキャノンのトナーを買う必要もない。
システム手帳アプリを作り始めて3ヶ月後にあの震災が起きた。
そしてその数日後には原子炉がいくつも爆発し、スーパーマーケットは薄暗く、商品棚は空になった。
時々行っていたDIY店の隣の駐車場は崩壊し二人の方が亡くなった。
計画停電でコンピュータが使えなくなった。
暖房も使えず毛布にくるまって震えながら計画停電時間が過ぎるのを待った。
これは私にとって戦争体験そのものだった。
「この先、生きていけるだろうか?」
あの日から5年。
仕事の内容も仕事の仕方も2011年以前とは全く変わったが、なんとか生きてこれた。
4年後にはここ東京に世界の人々が集まるイベントが開催されることが決まっている。
日本の景気も良くなった。
これから先も、酒井先生に教わったc言語とアセンブリで米と味噌を買い生きていこうと思う。
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