AbemaTVはもはや「動画」とは言えない質で「テレビ」を再発明した
スマップの三人が出突っ張りで頑張った72時間ホンネテレビを見て、いわゆる「動画」と呼ばれるインターネットを媒介としたテレビがこれで変わると思った人は多かったことだろう。
2000年代にYouTubeやUStream、ニコニコ動画、ゼロテレビといった「動画」サービスがサービス開始した。
しかし、それは地上波テレビを代替するものではなかった。
・画質
・コンテンツの質
・コンテンツへの投資額
・放送技術
・マネタライズ方法
どれをとっても、電通などの広告代理店を経由して大企業がスポンサーとなった地上波には遠く及ばないものだったのだ。
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遠い昔、ネットは「ハキダメ」と蔑まされていた。
ほとんどの日本人はコンピュータを持っていなかったし、キーボードの使い方も知らなかった。
一握りの「パソコン通信」をやっていた「オタク」たちがそのままネットに移行する形で、彼らが主体となってネット文化を形成していたから、そう呼ばれたのである。
インターネットを利用しなくても、この社会で生きていく上で何ら不都合がなかった遥か昔々のことだ。
今(2017年)では、スマホを含めてコンピュータを持っていない人は誰もいないし、一日でもインターネットを利用しないで過ごすことはできない。
最新のコンピュータを買うために銀座や原宿(表参道)に行列ができるまでになった。
年間200億円をインターネットテレビに投資し、地上波以上のコンテンツを確保し、地上波テレビの広告モデルを採用し、視聴率(視聴者数)は放送会社が完全に把握でき、CDNを利用すれば伝送路の輻輳を気にする必要はない。
そういうインターネットテレビ会社が、日本最大のコンテンツホルダーかつ放送技術集団であるところのNHKがインターネットサイマル放送を始めようとしているそのときに先行して開始された。
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1996年、つくば学園都市でNTTの副社長が行なったFTTH(日本全国に光ケーブルを敷設しVODなどを実現しようとするもの)の講演のインターネット生中継を請け負ったことがあった。
CDNとして数社のインターネットプロバイダーに協力してもらい、NTT支社にもCDN中継拠点を置いた。
Windows95のモニタにはマッチ箱ほどの画面に1〜3fpsほどの「動画」が映し出された時の嬉しさを覚えている。
これまで、インターネット放送というのは、「素人っぽさを残すこがいいこと」という風潮があり、事業者側も「視聴者へのあまえ」が見て取れた。
・チャンネル数が無限
・柔軟なチャンネル再編
・フルHD(2K)画質
・ユビキタスに視聴
・共有機能
そんなインターネットの長所の集大成がAbemaTVとなって現れたのである。
それはもはや「動画」ではなく、まさしく「テレビ」だった。
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