令和五年は加速する
加速は加速主義が唱えるような現状破壊や飛び出していく力をもたらすが、その源泉となるものを効率であると主張している。
私は加速の源泉を「成果物をその源泉に還元すること。」であると考えている。
現在の社会では、拠出者が拠出した源泉により生産したモノあるいは情報であっても、生産従事者が何をどこまで還元あるいは公開すべきかを独断的に決定する。
法令に基づいて拠出者たる国民が公共機関に対し情報公開請求をしても黒塗りの文書がもたらされるのみというのが分かりやすい例だ。
個人情報保護という錦の御旗を振りかざしてだ。
公共の成果物たる情報の秘匿がなぜできるのかと言えば、生産した成果物を生産従事者がそれぞれ保持し、その公表が裁量に委ねられているからである。
私はユニバーサルでユビキタスなデータ・コンテナに全ての情報を一元的に格納すべきだと考えている。
拠出者がその拠出により生産された情報などの成果物をいつでも手にできる社会になるべきである。
そのために何が必要であるのか?
それは、ブロックチェーンによる信頼できる第三者(特定の管理者)の必要のないデータ・コンテナを構築し、一度生成されたものは故意や過失により廃棄することができないようにすることであり、シークレットシェアリングにより個人情報保護を実現することなのだと確信している。
「成果物をその源泉に還元すること。」が成し遂げられるならば、社会機能は加速し、ケインズが将来予測した1日3時間労働が現実のものになるだろう。
あらゆる情報が自然に共有される時、社会を構成するあらゆるものが安定化し正常化していくのだと私は考えている。
令和5年1月1日
合資会社ウェブバナナユナイト東京横浜
共同創業者
水口洋一
わたしがコンピュータの世界で生きてこれたことに感謝するとともに、30万ダウンロードを記録したiPadアプリ「システム手帳」をなぜ開発することができたのか?その理由をみなさんと一緒に解いていく内容となっています。
お手にとっていただければ嬉しい限りです。
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