私たちが成すべきこと
今年から数年間、日本でも天災、戦災などを通じ、結果として、「資本主義」と呼ばれる現在の政治経済の仕組みが変わっていくと感じています。
その変化は、即、私たちの生活に影響を及ぼすものでありますが、現在行われているような、誰かの都合で紙幣(マネー発行量)が増えたり減ったりしてお金の価値自体が変わってしまうという仕組みを持った経済システムは、私たちにとって良いものとは思えません。
資本主義の特徴である、大きなお金が、大きなお金を再生産し続ける仕組みは、経済社会的ヒエラルキーを固定化してしまう要因の一つとなっています。
お金、融資、金利、金融機関による信用創造などの資本主義の要素が、私たちが生きるこの社会の維持に必要なものであるのかについて、もう一度考えてみる必要がありそうです。
昨年の冬至の日に、ブロックチェーン・ライブラリ・スイートαをリリースしました。
すべてのスマートフォンが、パブリック・ブロックチェーンのノード(サーバー)となることで、住民基本台帳や公的文書の保存などのパブリックセクターが行なっているすべてのことに関する記録や、プライベートセクターが保持している記録が、すべての人々の手のひらの中で管理されるシステムができあがるのです。
特定の誰か偉い人が承認するのではなく、ブロックチェーン上の記録は全ての人々の手のひらで合意されたものです。
選挙システムや政治資金収支ももちろん管理でき、勝手に誰かが廃棄したり修正したりする事は不可能です。
生きていくために、きつい労働をしなければならず、生きていくために、お金を稼がなければならない現在の社会経済システムを変えたいと私は考えます。
そのためにはベーシックインカム(定期的に国民全員に一律支給される生活基盤整備給付金)が必須です。
ベーシックインカムの仕組みは、ブロックチェーンと非常に相性が良い。
給付は、ブロックチェーンシステムに毎月一回申請すれば即時に入金される。
もちろん、全てのひとの手のひらで合意される。
合意ルールはブロックチェーンにあらかじめ組み込まれているので、何かをする必要はない。
ベーシックインカムは、給付を受けた人々が穏やかな心で暮らせるばかりではなく、営利企業にとってもモチベーションの高い人が企業理念に賛同し集まる効果や、給付金額分の人件費を抑制できたり、社会保障費の半額負担がゼロとなる効果があり、低コストで製造やサービス提供ができますので、経済はより活性化します。
この数年に戦災を含む災害に襲われることが確実視されています。
たくさんの備蓄に励む人々、移住を決断する人も多くなるでしょう。
しかし私たちがすべき事は、保存食や発電機を我先にと買い込むことではないことは東日本大震災で学びました。
私たちがすべき事、それは西洋化以来の過去200年間に積もり積もった旧弊をまっさらにリセットし、新しい社会のあり方を一から模索する事が求められていると、私は考えています。
ブロックチェーン・ライブラリ・スイート
https://github.com/webbananaunite/blocks
令和6年元旦
合資会社ウェブバナナユナイト東京横浜
共同創業者 水口洋一
わたしがコンピュータの世界で生きてこれたことに感謝するとともに、30万ダウンロードを記録したiPadアプリ「システム手帳」をなぜ開発することができたのか?その理由をみなさんと一緒に解いていく内容となっています。
お手にとっていただければ嬉しい限りです。
ハケン適齢期 〜わたしが大ヒットiPadアプリを作ることができたすべての理由。〜 | 水口よういち | 労働政策 | Kindleストア | Amazon